(264) “私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。”

1899年、アメリカの『特許局』が閉鎖に追い込まれそうな時期がありました。何故なら当時の最高理事であったチャールズ・ドゥエル氏が「可能性のあるすべての発明品は、発明尽くされた」と発表したからです。もちろんこのコメントは現代の文明発展から見れば「あきれるほど愚かしい」ものですが、もしかすると私たちの思いの中にも同様な『勘違い』が蝕んでいることがあるかもしれません。 私たちはしばしば自分自身に「そんなことは無理」「自分にそんな資格はない」「時間の無駄だ」「失敗したらどうする?」などと否定的なメッセージを送り続けることがあります。それはあたかも自分がやっと入れるサイズの箱の中に自分で閉じこもっておきながら「誰が自分をこの箱の中に閉じ込めたのだろう?」と問うているようなものです。 こんな話があります。生まれつき体の不自由な男の子がいました。母親が医者に診せたところ「これは今の医学では手の施しようがない」という診断でした。やむなく母親はその子を「車輪付きの木かご」に入れて、どこに行くにもそれを引きながら連れ回していました。やがて男の子は困ったことを始めました。体を激しく揺らして木かごを倒すのです。その度に母親は倒れた木かごを起こし、徐々に重くなる息子を抱き上げて木かごに戻さなければなりませんでした。同じような出来事が何度も繰り返された後、ある日同様に倒れた木かごから転がり出た男の子は、自分の足で立って木かごを起こし、自分でその上に這い上がったのです!やがてこの男の子は普通に歩けるようになったそうです。 もしかするとしばらくの間だけなら「箱の中に住む」のは居心地が良いかもしれません。しかし神はあなたを「箱の中で生きる」ようにはお造りになりませんでした。むしろ「神が与える果てしない可能性の中に生きる」ようにデザインされたのです。「箱の中」に閉じ込めたのは誰でもありません。他ならぬあなた自身なのです。ですから恐れないでその箱から破り出て、「不可能を可能にされる神」がお定めになった『フルサイズの人生』へともう1度チャレンジしてみましょう!

2017年6月25日 「みことばと聖霊のメカニズム」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ     「みことばと聖霊とのメカニズム」   (25/06/2017) ◆聖霊は『みことば』によって導く   ・『聖霊』と『みことば』は共に働く。この2つは決して矛盾しない。[ヨハネ14:26]   ・「みことばによる聖霊の導き」は、すべてのクリスチャンにとって重要である。それは下記を意味する。 《みことばによって聖霊に導かれて生きること》 = 《この世にあって『神の国』に生きること》 ◆「この世」から「御国の真理」へ   ・元々この世界は『神のことば』によって造られた。[ヘブル11:3, 創世記1章] それは人類が神のことばに従って     生きることによって祝福を受けるため。しかしアダムとエバの不従順によって、この地は呪われてしまった。   ・神は自らの手でこの世を造り変えるのではなく、「全権を委ねた人類の手」を通してこの地に『神の国』をもたら    そうとしておられる。それ故まず「真理のみことば」によって、信じる者をこの世から取り出す。[ヨハネ17:14-17]   ・この世から取り出された私たちを、聖霊は「神の国の民」として『真理』へと導く。[ヨハネ16:13] この『真理』とは    神がご自身のみことばによって造られた本来のこの地にのみ通用する法則。そこには「神のいのち」があふれ    ている。私たちはそれを「人間的な理性」によってではなく、「聖霊による深いうなずき」によって感知する。 ◆『信仰』の役割   ・『真理』を自分の人生において成就させるためには、人生を懸けてそれを信じ従わなければならない。[ヘブル     4:2] イエスは、本気で彼のことばを受け入れ、そのことばの上に人生の土台を据える者には、この世にあっ     て「神の国の民」だけが味わえる『自由』を約束された。[ヨハネ8:31-32] 次のように祈りつつ聖書を読もう! 「主イエスよ。今日もあなたに信頼し、あなたに従います。これからあなたのみことばを読みますが、 どうぞ聖霊によってあなたの真理を示し、今日も私を『神の国の民』として歩ませてください!」   Outline of the sermon      “Mechanism between the Spirit & His Words.”    (25/06/2017) ◆The Spirit guides us with “His Words”.   ・“The Spirit” & “His Words” Read more…