(345) “友だちが悪ければ、良い習慣がそこなわれます。”

現在ここクライストチャーチでは、悪い『流感』が流行っています。大抵の場合まず子供が学校でウイルスをもらってきて、それが家族中にうつって行くというよくあるパターンです。 流感と同じように、私たちの「日頃の習慣」というものも周りにうつって行きます。専門用語では『精神的感染』というようですが、それは「腐ったリンゴを他のリンゴと一緒に置いておくと、他のリンゴも段々腐って行く」のと同様な現象です。 例えば、ある営業所に1人のとてもネガティブ思考の人がいて「こんな品物をどんなに宣伝したところで決して売れやしないよ」というような否定的な言動を毎日繰り返していたとしたら、その営業所全体の営業成績はドンドン落ち込んで行きます。またあるお店で販売員がいつも愚痴ばかりこぼしながら商品を販売していたら、お客の足はそのお店からだんだん遠のいて行くことでしょう。 私たち人間は『創造主なる神』のかたちに似せて造られました。ですから私たち自身の中には周囲に影響を与える力を持った『創造性』が内蔵されているのです。それは用い方によって良い影響も悪い影響も及ぼすことのできる力です。周囲を腐らせるバイ菌のような働きをすることもあるし、よどんでいる空気を一掃するビタミン剤のような力を発揮することもあるのです。 ではどのようにして『周囲を生かすビタミン剤』のような生き方ができるでしょう?2つの方法があります。まず1つ目は「友人を選んで付き合う」ということです。あなたの思いを『下向き』ではなく『上向き』にしてくれるような、互いに励まし合える人と多くの時間を過ごすことは大きな助けになります。そしてもう1つは「創造主である神と日々向き合いながら生きる」ということです。朝ごとに神様から「永遠に変わらない平安・希望・愛」を浴びせられながら1日をスタートすることは「創造主に似せられて造られた者」として欠かせない日課なのです。

2019年6月30日 「この世の知恵と神の知恵」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ     「この世の知恵と神の知恵」    (30/06/2019) [Ⅰコリント2:6-10] ◆神の知恵の性質 [6~7節]   この世の知恵: うまく世渡りするため  神の知恵: 私たちの永遠の益のため ・神は「世界の始まる前から」私たちを『神の栄光を現す存在』として定めておられた。しかし私たちは「神から独 立して生きること」を選び、神の計画よりはるかに低レベルの人生に満足を見出している。[エレミヤ2:11-13] ・おまけに『世』は、「神の知恵であるキリスト」をも理解しようとしない。(「栄光の主を十字架につけはしなかった」の2重の意味) ◆御霊による啓示 [9~10節] (『啓示する』 = 隠されているものの覆いが取り除けられる) ・『神の知恵』は、「研究や努力」によってではなく、「神からの一方的な恵み」によってのみ理解可能。 ・この知恵は私たちの心を「永遠に価値あるもの」へと向け、人々に分け与える者へ造り変える。[ヨハネ7:37-39] ◎『救い』が「神の恵みのわざに対する、私たちの信仰による応答」によって起こるのと同様に、『御霊の知恵による歩   み』も、「『神が恵みによって知らせてくださる知恵』に対する『私たちの信仰による応答』」によって成し遂げられる! ✰今日の大切なひと言: 「神の知恵を理解するのは、努力ではなく御霊による」   Outline of the sermon    “Wisdom of this age and God’s Wisdom.”   (30/06/2019) ◆What is “God’s Wisdom” like? [ⅠCorinthians 2:6-7]   Wisdom of this age: To live well temporarily in Read more…