12月になりました。巷では『クリスマス・セール』のシーズンとなり、クリスマスツリー、その他のデコレーションで湧きたっています。そのこと自体はワクワクして良いと思うのですが、いつもこの季節に感じることは、単に「はしゃぐための口実」としてだけでなく、「そもそもクリスマスとは何なのか?」ということにも思いを馳せて欲しいなぁ、ということなのです。

 クリスマスを「イエス・キリストの誕生記念日」として知っている人は少なくないと思いますが、これをもっと正確に表現するなら「神のひとり子が、人の姿をして地上に現れた記念日」と言えます。本来「物理的にも時間にも縛られていなかった方」が、我々と同じような『1人の弱い人間(赤ん坊)』となって私たちの間に住まわれた。これはある意味「人類の月面着陸」よりも遥かに偉大で驚くべき出来事です!

 キリストは何故このようなことをされたのでしょう?それは「私たち人間の弱さや限界、痛みや苦悩を理解するため」、もっと言うなら、「神は私たちの弱さや苦悩を見て見ぬふりをする方ではない。共にそれらを味わってくださり、またそこから救い出してくださる方である」ということを私たちが信じることができるようになるためではないでしょうか?

 私たちは、順境の時には神のことを忘れ、逆境の時には「神は私のことを見捨てた」と文句を言う、そんな自分勝手な存在です。しかしこのクリスマス・シーズン、私たちの心に近づくために「神としてのあり方を捨てて人となられたイエス・キリスト」のことを思い起こして欲しいのです。

Categories: 聖書

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