(638) “自分の日を正しく数えることを教えてください。”

 誰でも「Life changing experience(価値観を大きく変えられるような経験)」というものを1つや2つはお持ちではないかと思います。私もいくつかあります。しかし後述のデニスさんのような経験をされた方はあまりいないのではないでしょうか?  彼はある時、講師として招かれた講演会へと出向くために空港の通路を全速力で走っていました。乗るはずのフライトに遅れてしまいそうだったからです。彼がやっとの思いで搭乗ゲートに到着した時、ゲートはついさっき閉じてしまったところでした。デニスは事情を説明し、何とかゲートを開けてくれるように係員に頼みましたが、返事は「ノー」でした。彼は地団太を踏んで係員に対する怒りを表しながら、苦情を訴えるため、また別のフライトのチケットを何とかして手に入れるために受付カウンターへと向かいました。ところがカウンターには長蛇の列ができており、何分待っても少しも前に進む気配はありません。彼の怒りと不満は、まさにピークに達しようとしていました。そんな時、下記のような場内放送が流れたのです。  「場内のお客様にお知らせいたします。たった今離陸予定でしたロサンジェルス行きのフライト191便が、離陸途中で事故に遭い、誠に遺憾なことではありますが、乗客の中で生存者がいる可能性は絶望的な状況です。」  デニスは苦情を訴えることも、別のチケットを予約することもなく、そのまま帰途に就きました。彼の手には、自分が乗るはずだったフライト191便のチケットが握りしめられていました。彼はそのチケットを自室の壁に貼り、イライラした時やムッとすることがある度にそのチケットを見て、自分が今生きていることは決して偶然ではないことを思い巡らすようになったのです。  今あなたが生きていて、この2026年を迎えることができているのは、決して偶然ではありません。神はあなたに「生きよ!」 と命じられています。この新しい1年を、些細な事で気を悪くすることなく、「明日を守られる神様」を見上げて進んで行きましょう!