
「失敗は成功の基」ということわざがありますよね?確かにその通りだと思います。我が家の子供たちがまだ幼かった頃、私はしばしば子供たちに、「失敗を恐れるな。何度失敗してもいいんだよ。実際『失敗』という呼び方はあまり良くない。『ラーニング・エクスペリエンス』と呼びなさい」と言ったものです。お陰でウチの子たちはそれぞれ、とてもユニークで何でもチャレンジする大人に育ってくれました。
一体『失敗』とは何でしょう?「思ったとおりに事が進まないこと」でしょうか?しかし実際には「やる事成すこと全てがウマく行く」なぁんてことはほとんどありません。もしそんな人がいたとしたら、きっと「人の弱さに同情することのできない、傲慢な人間」に育ってしまうのではないでしょうか。
神様は私たち人間を「活動する存在」として造ってくださいました。そして活動するからには「失敗や挫折」は付き物です。しかし『本当の失敗』は、失敗することを恐れて新しいことに挑戦しなくなってしまうことではないでしょうか?
聖書に登場するヒーローたち(モーセ,ダビデ,ペテロなど)は皆、大きな失敗や挫折を経験した人々でした。しかしそれと同時に、「そんな自分を決して見捨てることなく、支え、励まし、再び立ち上がらせてくださる神の働き」を経験したのです。神様は決して私たちの『失敗』を責めるお方ではありません。むしろ私たちが失敗した時こそ側に寄り添って、「もう1度今度は他のやり方で試してみよう!」と次の機会を与えて下さる方なのです。
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