「ローンで物を買う」という習慣が始まってしばらく経ちます。当時は『クレジットカード』というものを持ち歩く人は本当に限られた裕福な人々だったのが、今では持っていない人の方が少ないくらいですよね。それほど「今はお金はないけど、やがて入るから、欲しいものは先に手に入れておこう」という考え方が一般的になっているのでしょう。

 人はどうしてそれほどまでに「もっと欲しい」と思うのでしょう?本当に「どうしても必要だから」?日々の生活のために「どうしても必要なもの」なんて、本当に限られています。

 私たち家族は、電気もガスも水道もない離れ小島で4年間生活しました。藁ぶき屋根の家の中には、テーブルとイス、そして粗末なベッドの他にはほとんど何もありませんでした。それでも時々島の子供たちがやってきて家の中を覗いては、「うわぁ、物がいっぱいあるなぁ」と言っていました。実際、日々の生活に必要なものは「水と食べ物とほんの少しの生活用品」くらいなのです。その代わりその島には『人々の愛』はふんだんにありました。

 この島での4年間の生活で実感したことは、「『物の豊かさ』と『人の心の豊かさ』は反比例する」ということです。物が増えれば増えるほど人の心は荒んで行き、「妬み、独占欲、犯罪」などが増していくのです。島では様々なものが共有されており、少し多く持っている人たちは、足りない人たちに「当然のごとくに」分け与えていました。この島での生活のお陰で、私たち夫婦と子供たちは「人を愛して生きること」を学ぶことができました。今でも大変有難く思っています。

 もし「もっと欲しい」と思うことが「他の人に劣りたくないから」という動機であるなら、そんな見栄は捨ててしまった方がずっと自由で気楽に生きられるのではないでしょうか?そして余ったエネルギーを「他の人を思いやること」に費やすことができれば、世の中はずい分良くなると思うのは、私の勘違いでしょうか?

Categories: 聖書

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