(274) “愚か者は自分の道を正しいと思う。しかし知恵のある者は忠告を聞き入れる。”

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という日本のことわざもあるように、必要な忠告を聞かないことは大きな失敗をもたらすことがあります。どんなにたくさんの知識を持っている人でも、知るべきすべてのことを知っているわけではありません。「自分にはまだ知らないことがある。まだまだ学ぶべきことがある」と分かっている人こそ『賢い人』と言えるでしょう。 プロゴルファーたちは皆『キャディ』たちと共にコースを回っています。そしてこの『キャディ』というのは、単に「ゴルフクラブを運んでくれる人」ではありません。彼らはそれぞれのゴルフコースに関する多くの知識を持ち、ゴルファーたちに必要なアドバイスを与えてくれています。 往年のプロゴルファーに「トミー・ボルト」という選手がいました。彼は大変技術の優れたゴルファーでしたが『癇癪持ち』でもありました。ある時ボルト選手が南カリフォルニアで開かれた大会に参加した時のことです。その日彼は前日に悪いスコアを出してしまったことに相変わらずイラついていました。そこで彼は1日の初めに自分のキャディに向かって「今日はお前は、オレ様に対して『ハイまたはイイエ』以外は言うんじゃない!」と命じました。そういうわけでキャディは、アドバイスをあげたいと思ったときでも忠実にその言葉に従いました。あるホールでボルト選手はティーショットを林の中へ打ち込んでしまいました。彼はイライラしながら林の中へ行き、そこに落ちているボールを見つけるとキャディに尋ねました。「やっぱりここは5番アイアンで行くべきだろうな?」キャディは「イイエ」と答えました。しかしボルト選手は自分の判断の方が正しいと思ったので、ともかく5番アイアンで打つと、打球は見事にグリーンの上の旗のすぐ側に止まったのです!ボルト選手は得意げにキャディに言いました。「どうだ、今度ばかりはオレ様の判断の方が正しかっただろ?何とか言ってみたらどうだ?」するとキャディは答えました。「ハイ、確かに良いショットでしたが、今あなたが打ったのは他の人のボールです。」 聖書は「人の心の高慢は破滅に先立つ」とも書いてあります。取り返しのつかない失敗をするよりは、立ち止まって忠告に耳を傾けた方が良いとは思いませんか?

2017年9月3日 「驚くべき交換」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ         「驚くべき 『交換』」        (10/09/2017) ◆十字架上で起こったこと [Ⅱコリント5:21] ・十字架上で行われた『交換』は、単に「私たちの罪とキリストの義」ではなく、「罪ある私たちと義なるキリスト」。 ・この「十字架における交換」により、神の目に映る私たちの姿は劇的に変化した![エペソ2:4-6]       ①父なる神の完全な愛の対象   ②神の国の権威を行使する者   ③聖なる神の宮 ◆父なる神の完全な愛の対象 [マタイ3:17,Ⅰヨハネ4:16-17] ・御父は今や、イエスを見ていたのと同じ熱い視線で私たちを見ている。死後のさばきはもはや「キリストの内に ある者」にとって何の力もない。この神の愛は、私たちの能力や立派さなどには全く影響を受けることがない! ・この「キリストにある自由」は『神との愛の関係』に生きている時にのみ味わうことができる。[ヨハネ5:19,15:5] ・悪魔は「この世の魅力」を用いて、いつも私たちを『神との交わり』から引き離そうとする。[Ⅰヨハネ2:15-16] この時こそ、私たちの『神への愛』の見せどころ。『信仰』によって勝利をつかめ![Ⅰヨハネ5:4-5]   Outline of the sermon      “Incredible exchange.”    (10/09/2017) ◆What has happened on the cross? [ⅡCorinthians 5:21] ・It was “Exchange” not just “between our sin and his righteousness” but “between sinners and righteous man”. Read more…