(307) “何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心からしなさい。”

私たちが何らかの役割や仕事を担うとき、ついその『仕事内容そのもの』に気を取られて、「これはつまらない」とか「自分には向いていない」「もっとちゃんとした仕事が欲しい」などと文句を言ってしまうことがあります。でも実は、重要なのは「どんな働きを任されているか」ではなく「どんな姿勢でその役割に取り組むか」なのです。人に対して下される『正しい評価』というものは、多くの場合「どのような内容の仕事をしているか」によるのではなく「どのような働きぶりで仕事をしているか」によって測られます。 20世紀のキリスト教界において最も用いられた伝道者の1人に『ジョシュ・マクドウェル』という方がいます。彼は何カ国にも渡って学生伝道を繰り広げた人物であり、また100冊以上もの優れた著書を残しています(まだご存命です)。ところが、彼はその「キリスト教指導者」として初めから華々しい活躍をしていたかというと、決してそうではありませんでした。彼の「キャンパス・クルセード・フォー・クライスト」という団体における最初の役割は『玄関掃除』でした。彼は「オレはこんな仕事のためにこの団体に来たのではない!」と言うこともできたでしょうが、そうしませんでした。彼は毎日「学生たちの汚い運動靴からこぼれ落ちる泥」をただ黙々と掃除し続けました。やがてその「小さなことに忠実な働きぶり」がスタッフたちの目に留まり、少しずつ責任のある働きを任されていったのです。 マザーテレサの遺した有名な言葉の1つに「どれだけのことを成し遂げたかは重要ではありません。大切なのは『どれだけ心を込めたか』です。」というものがあります。神様が私たちの日々の歩みを見つめておられるのは、きっと「私たちの悪い行いを見張るため」というよりは、むしろ「私たちがいつも神ご自身を微笑ませることを求めながら1つ1つの役割に取り組んでいるかどうか」ということに違いありません。

2018年7月1日 「イエスの最初の命令」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ         「イエスの最初の命令」        (01/07/2018) ◆神の国の到来 [マタイ4:17] ― イエスがこの地上に降り立った時、神の国(神の支配)が「到達」した! ・サタンの試みに勝利(4章前半)し、アダムには成し得なかった「人を通しての神の支配」が今まさに始まった! ◆悔い改めなさい!(これがイエスの『最初の命令』) ― 2つの「悔い改め(方向転換)」がある。 ①神を無視していた人生 ⇒ 神を認める人生    ②自分の人生のための神 ⇒ 神のための自分の人生 ◆御国を受け継ぐ者 [使徒26:17-18](パウロによる証し) ・真理に対して無知であった私たちの「目が開かれ」、暗やみの王であるサタンの支配から神の支配へと「立ち 返り」、イエスの十字架を信じることによって「罪赦され」て神の子とされ、『御国を受け継ぐ者』とされる。 ・「御国を受け継ぐ者」 ― 『神の子』としてのフルサイズの人生を生きる者。(「神のかたち」が回復された人生) ・『イエスの支配』を受け入れる者だけが『神の国』を受け継ぐ。 「キリストの命令」は、私たちの益のためでもあるが、何よりも『神の栄光』がこの地に現されるため! ◆今週の『暗唱聖句』: [マタイの福音書 4章17節後半]   Outline of the sermon    “The first command of Jesus.”   (01/07/2018) ◆The kingdom has come near. [Matthew 4:17] ― The kingdom (God’s dominion) has arrived on the earth with Jesus! ・He Read more…