(324) “わたしの恵みは、あなたに十分である。”

これは本当にあった話です。 アメリカの西海岸で『ゴールドラッシュ』が騒がれていた頃、1組の若いカップルもこの勢いに遅れを取るまいと、親から受け継いだ農地を含めた全財産を売り払って西へと向かいました。ところが、掘れども掘れども金には巡り会えず、とうとうすべてを失ってしまい、やむなくヨーロッパへと渡って再び初めから人生をやり直しました。何年も経ってから、彼らが再び新天地を求めてアメリカへと戻った時、以前自分たちが住んでいた古い農地はどうなっているだろうかと訪れてみたところ、何とその一帯は鉄条網に囲まれて堅くガードされていました。一体どういうことかと尋ねてみて分かったことは、実は彼らがその地を離れた後、彼らの農地の地下に「全米2番目の規模の金鉱」が発見されたということでした。そしてその地域一帯は現在政府の管理下となっていたのです。 「自分にもっと才能があったなら…」「もっとお金があったら…」「もう少し状況が整ったなら…」多くの場合私たちはそのように思います。しかし実際には神様は既にあなたに十分なリソースを与えてくださっているのです。ところが私たちはしばしばそれらを探ろうともせず『無い物ねだり』ばかりしているので、せっかく与えられているものを見つけることも、育てることも、活用することも忘れてしまうのです。多くの場合「神様から与えられている才能や可能性」というものは『種』のような存在です。その価値を見出し、注意深く育む必要があります。ところが私たちは初めから『完全形』のものを捜してしまっているので、せっかくの神様からの「素晴らしい贈り物」に気が付かないでいるのです。 この年末年始のお休みに、来年からの新たなスタートのための備えとして、もう1度じっくりと「自分に既に与えられているもの」を探ってみてはいかがでしょうか?

2018年12月23日 「クリスマスの心」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ       「クリスマスの心」      (23/12/2018) ◆選ばれた『マリヤ』 [ルカ1:26-38] ・イエス・キリストは、悪魔の支配下にあるこの世に、たった1人で、しかも『無防備な赤ん坊』としてやって来た。 ・このような形でご自身のひとり子を送ろうとされた父なる神の心中は察してあまりあるが、少なくとも御父は 地上に、この非常に特殊で重要な任務を任せるべき1人の娘『マリヤ』を見い出した。 マリヤが負わなければならなかったリスク ・人類史上誰も体験したことのない、恐るべき体験   ・『姦淫の女』の汚名を着せられる強い可能性 ・愛する婚約者ヨセフから受ける「疑惑」   ・「超ユニークな使命を帯びた者」としての孤独な生涯 ◆選ばれた『私たち』 ・今日私たちを通して「この世に主イエス・キリストが現れ出るため」に、同じ覚悟(献身)が求められる。 ・この世に気に入られることを求めつつ、しかも『神の心』に従うことはできない。 ⇒ 私たちは「この世」から『神の国』へと選び出された![パウロの証し・使徒26:16-18] ✰『クリスマスの心』は、「この世にキリストが現れ出るため」に自分自身を差し出すこと。   Outline of the sermon      “Christmas Spirit.”      (23/12/2018) ◆God chose “Mary”. [Luke1:26-38] ・Jesus came alone to “Satan’s kingdom” as “a baby”.  It is amazing!  What a risk God took!  But He found a Read more…