問題点を指摘し、文句を言うことは誰にでもできます。しかし問題点を見つけ、その解決法を探り、実際的な解決に至る人は、残念ながらあまり多くはありません。

20世紀初頭、オハイオ州の学校で用務員をしていた「ジェーム・マーレー・スパングラー」は1つの悩みを抱えていました。彼の主な役割の1つに「学校の廊下の掃除」があったのですが、実は彼は「埃アレルギー」だったのです。その当時『掃除』といえば「掃き掃除」しかなく、彼は毎日廊下を掃きながら「何とか埃を舞い上がらせずにキレイに掃除する方法はないものか?」と考えあぐねていました。するとある日彼が神に祈っている時に1つのアイディアがひらめいたのです。「埃を掃く代わりに、吸い込んでしまったらどうだろう?」彼は扇風機や枕カバーなどを使って「埃を吸い込んでキレイにするシステム」を開発しました。これが現在の『電気掃除機』の原型です。

私たちは人生の中で様々な問題や困難に直面します。そんな時私たちはつい「神様、どうしてですか?」と文句を言いがちですが、神は実はそれらの試練の中に「私たちを向上させるチャンス」を隠しておられるのです。そしてそれを見つけることができるのは、物事の否定的な面ばかりでなく、「神は良い方であり、私のために最善の道を用意してくださっている」と信じて生きる人たちなのです。

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