2018年2月25日 「イエス・キリストは主権者」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ      「イエス・キリストは主権者」     (25/02/2018) ◆神の主権 [マタイ28:18] *「与えられている」 ― 誰から? = 創造主なる神。 ・この世における『人間の権威』はすべて他の誰かから「委任されたもの」。 ・天地創造の父なる神だけが『自立自存』、誰に干渉されることもなく絶対的主権を行使する力と意志を持つ。 “God is in Control”. (もし神が『良い方』ではなかったら、大変なことになってる!) ◆権威の行使者 ・イエスはどうしてこの権威を「与えられた」のか? ⇒ 御父への献身と全き従順の故。[ピリピ2:6-11] キリストがこの権威を行使できたのは、彼が御父の意志に『完全服従』だったから。     ・『驚くべき事実』 ― 私たちにもこれと同じ権威が与えられている![ヨハネ1:12] ✰「神の権威」がこの地に現されるか否かは、今や「私たちの従順」にかかっている。 ◆今週の『暗唱聖句』: [ペテロの手紙 第1.5章6節]   Outline of the sermon      “Jesus Christ has ‘All authority’.”     (25/02/2018) ◆Sovereign God. [Matthew 28:18]  *“is given” form who? = God the Creator. ・“Human authorities” of this world are Read more…

(292) “私たちは(神に)与えられた恵みに従って、異なった賜物(才能)を持っています。”

海外で暮らすようになって気付いた1つのことは、日本と西欧諸国の『教育方針』の違いです。日本ではどちらかというと伝統的に「不得意分野を伸ばして、極力まんべんなくできるようにする『総合力重視』」の傾向が強く、西欧諸国ではむしろ「得意分野に力を入れて、できるだけ個性を伸ばそうとする『個性重視』」の傾向が見て取れます。どちらが優れているかということはともかく、結果として日本では「どんなことでもそれなりにこなすことができる人間」は育成されますが、いわゆる「一芸に秀でている人材」が育ちにくいように感じます。 牧師でもあり「リーダーシップ哲学」に関する数多くの著作を持つ『ジョン・マクスウェル博士』は「優れた人材を育成するコツとして次のようなことを勧めています。①長所を伸ばすことに80%の時間を費やす。②新たなことを学ぶために15%の時間を費やす。③短所克服のために残り5%の時間を費やす。 それでは、私たちはどのようにして「自分の得意分野」を正確に見出し、それを伸ばして行くことができるのでしょうか?それにはいくつかの要素が必要です。 1.「ありのまま受け入れられている」という実感 ・もしあなたが「自分が変わらなければ受け入れてもらえない」という不安の中にあるなら、いつも肩に力が入り、持っている力をフルに発揮することはできません。そしてプレッシャーの下にいる間は『健全な成長』は望めないものです。「神の大いなる愛の中に憩うこと」は、優れた人生を歩む上で必要不可欠です。 2.自分自身をよく知る ・あなたがもし「自分のことは自分が1番良く分かっている」と思っているなら、あなたはずい分『オメデタイ』人です。もちろん自分でもよく自分を観察し客観的に見つめることが必要ですが、あなたのことを良く知っている家族や友人から率直な意見を聞くことは「自分を知ること」に大いに役立ちます。 3.大きな夢を描く ・「井の中の蛙大海を知らず」ということわざを聞いたことがあるでしょう。『島国日本』で育っている我々はいとも簡単に「小さな自分の中に『自己満足』を見い出してしまう」傾向があります。神はあなたを「世界の歴史始まって以来の存在」としてお造りになりました。あなたにしかできない大きなことがあるはずなのです! 4.失敗を恐れず挑戦する ・私たちが『失敗』と感じることは、実のところ『学習』に過ぎないのです。人一倍大きな『成功』を手にした人たちは、例外なく「人一倍多くの『失敗』を経験した人たち」なのです。私たちはいわゆる『初めて』を数多く体験して行きながら『経験』を積んで行きます。そしてそれらの『経験』を踏まえて、私たちは「自分の得意分野」を発見するのです。 あなたは、あなたが考えているよりも、もっとずっと優れた存在です。何故なら『天地創造の全能の神』があなたをお造りになったからです。神は「あなたを通して以外は実現不能なご計画」を用意して、あなたとの出会いを待っておられるのです。

2018年2月18日 「イエスは道・真理・いのち」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ      「イエスは 『道・真理・いのち』」     (18/02/2018) ◆イエスは『道・真理・いのち』 [ヨハネ14:6] ・文脈で見ると、この「道・真理・いのち」は3つの別物ではなく、1つの霊的原理を述べている。[ヨハネ14:1-6] ・人間は本来「霊的存在」だったが、罪による神との断絶により「道・真理・いのち」を失った。それ以来人はいつも「目に見える世界」に閉じ込められ「肉を満足させる喜び」はあるが、同時に多くの思い煩いにも悩まされる。 ◆『道・真理・いのち』の回復 [ヨハネ14:1,6] *イエスは「道・真理・いのち」として来られ、私たちを「万物の支配者である神の許で生きる者」へと回復される。 ①イエスは道:私たちが住んでいる「目に見える世界」から『霊的世界』への入り口。[ヨハネ10:9] ②イエスは真理:私たちのたましいの故郷である神ご自身を証する存在。私たちのいるべき場所・完全な憩い。 ③イエスはいのち:イエスを通して『神の子』として回復され、真のアイデンティティによって豊かに生きられる。 ◆他に道はない(排他的) [ヨハネ14:6] 「わたしを通してでなければ…」 ・イエス・キリスト以外を通して『霊的世界』を覗こうとすると、歪んでしか見えない。[ヨハネ10:1,10] ◆今週の『暗唱聖句』: [詩篇27篇4節]   Outline of the sermon      “Jesus is ‘the Way, the Truth, the Life’.”     (18/02/2018) ◆Jesus is “the Way, the Truth, the Life”. [John14:6] ・“Way, Truth, Life” in this context don’t indicate 3 Read more…

2018年2月11日 「良い羊飼いなるイエス」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ      「良い羊飼いなるイエス」     (11/02/2018) ◎イエス・キリストは『良い牧者』である。[ヨハネ10:11] ・「悪い牧者」とは?[エゼキエル34:1-6] ◆『良い牧者』のすること [エゼキエル34:10-16, 詩篇23篇] ①羊を養う [エゼキエル34:14-15, 詩篇23:1-2]  ②羊を導く [エゼキエル34:13, 詩篇23:3] ③羊を敵から守る [エゼキエル34:12, 詩篇23:4-5] ④羊を捜し、見つけ出し、連れ戻す [エゼキエル34:16, ルカ15:4,19:10] ◆『良い羊』とは? (羊は近視眼でさまよいやすい)    ①牧者に「信頼」している  ②牧者に「従順」に従う  ③悪から離れる(聖潔) ✰主イエスに対しては「良い羊」として、人々に対しては主イエスに倣って「良い牧者」として歩もう! ◆今週の『暗唱聖句』: [ペテロの手紙 第1.2章25節] または [詩篇23篇]   Outline of the sermon       “Jesus is ‘the Good Shepherd’.”      (11/02/2018) ◎Jesus Christ is “the Good Shepherd”. [John10:11] ・What is “bad shepherds” Read more…

(291) “知恵のある者の住まいには、好ましい財宝と油がある。しかし愚かな者はこれをのみ尽くす。”

『クレジットカード』なるものは便利ではありますが、使い方を誤るととんでもないことになります。「誤った使い方」とはどんなものかというと、簡単に言えば「必要ではない物を、今持っていないお金で買うこと」です。ちょっと聞いただけで『愚か』であることがすぐに分かるのですが、それを実現可能にしてしまったのがこの『クレジットカード』なのです。 ではどうしたらこのような愚かさを避けることができるのでしょうか?この答えも実に単純です。①何かを買おうと思いついた時に、まず「自分にはこれが本当に必要であろうか?」と自問自答するのです。そしてもしそれが本当に必要であるという結論に達したなら、次に②「もうしばらくの間、それ無しに生活することができないかどうか?」と尋ねてみてください。恐らくこの①②両方の質問に対する答えが『YES』となる場合はほとんどないと思います。何故ならあなたは今日までそれ無しで暮らせてきたのですから… 神は、ご自身の愛する子供たちが貧困にあえぐことを喜ばれる方ではありませんが、私たちが「物質社会にまみれてご自身を忘れてしまうこと」も決して願ってはおられません。神は私たちに「必要なものをお与えになること」を喜びとし、しかも『一時的な喜び』を与えるよりも『永続的な満足』を与えるものを私たちのために用意しておられるのです。 もしあなたの脳裏に「そんなまわりくどいことをいちいちやってはいられない。クレジットカードで今それが買えるのに、どうして待たなければならないの?」というような考えがよぎったなら、あなたは既にクレジットカードの奴隷になりかけていますよ。くれぐれもお気をつけください。そのようなワナにはめて私たちの人生を破滅に導くことが『悪魔』の常套手段なのですから。

(290) “キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。”

英語環境での生活が長くなってくると「言葉が大きく文化に影響を与える」ということに気づかされます。1つの例ですが、日本語の『愛する』という語を表す『Love』は様々文脈で使われます。例えば「I love chocolate.」「I love this TV program.」などのように。これらを「私はチョコレートを愛している」とか「このテレビ番組を愛している」と訳したとしたら、それは正しい翻訳とは言えませんよね?けれども、このように『Love』という単語を気軽に使っていると、だんだん自分の日本語の意識の中でも「『愛する』って、それほど重要なことではないんじゃない?」というような錯覚に陥ってしまうのです。 明治時代の作家であり翻訳家であった『二葉亭四迷』はこの『Love』という単語を「あなたのためなら死んでもいいわ」と訳したと言われています。実は聖書における『愛する』という語は、そのような深い意味のある言葉なのです。 聖書は夫婦関係において、夫に対し『愛しなさい』と命じています。これをより分かりやすく、また実際的な意味に言い換えるならば「夫は妻が最高に輝いて生きることができるように、あらゆる犠牲を喜んで払いなさい」ということでしょう。そこには『自分本位』に生きる余地はありません。またこれは「妻こそ自分の最大の関心事であるべき」ということを表現しています。一体この世のどれほどの夫たちが、これらの原則の逆さまを生きていることでしょう。そしてその事実がそのまま「結婚生活の破局」があちこちに起こっていることに現されているのです。何と悲しいことでしょうか。 神が人間に『結婚』という祝福をお与えになったのは、私たちがそこに「他のものからは決して味わうことのできない至高の幸福感」を見い出すためです。そしてそれは可能なのです!それを日々味わっている私自身が証人です。世の夫たちよ。あなたの妻を本当の意味で愛することを、ぜひ今日から始めてください!

2018年2月4日 「『恵みとまこと』に満ちた神」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ      「『恵みとまこと』に満ちた神」     (04/02/2018) ◆『恵み』と『まこと』  *イエスは「恵みとまこと(愛と真実)」に満ちている! [ヨハネ1:14, 17] ・恵み:相手がそれを受ける資格がないのにもかかわらず、一方的に惜しみなく注がれる愛情。 ・まこと:状況に左右されることのない誠実さ。ウソがなく、決して裏切らない。必ず約束を守る。 ◆「恵みとまこと」が期待するもの (神は私たちとの『関係』を求めておられる)    ①私たちの全き信頼 ・これこそ「恵みとまことに満ちた神」が私たちから受け取るに最もふさわしいもの。 ・聖書の中に『神の約束』をたくさん見つければ見つけるほど、私たちの益となる。    ②同じ歩調で生きる ・私たちも「恵み深く」「誠実に」歩む時、『神の臨在』を体験する。 ・この世は「臨機応変」を求め、「正直者はバカをみる」世界。まやかしものに流されるな![ローマ12:2] ◆今週の『暗唱聖句』: [詩篇37章3~4節]   Outline of the sermon      “Full of grace and truth.”     (04/02/2018) ◆“Grace” & “Truth”.  *Jesus Christ is full of “Grace and Truth”! [John1:14, 17] ・Grace: Poured unilaterally to someone who is not Read more…

(289) “私たちは神の作品であって…。”

私たちの『個性』というのは「生まれつき」なのでしょうか?それとも「後から備わったもの」なのでしょうか? ずっと以前には「人間の個性はすべて後天的なもので、生まれた時には皆同じような性質を持って生まれてくる」と信じられていました。しかし2人以上の子供を育てた経験のある母親たちは口を揃えて「そんなわけはない。人間は生まれた時からそれぞれ違った特質を持っている」と主張していました。さて、どちらが正しいのでしょうか? 近代の科学は、この母親たちの意見が正しかったことを証明しています。近年の数々の科学的発見を通して、生まれたばかりの赤ん坊には「その子の個性に影響を与える少なくとも9つの重要な要素」が既に備わっているということが分かりました。そして興味深いことに、その内のいくつかは、成長過程のずっと後の方で徐々に明らかになっていくというのです。時々「ウチの子供たちは、皆同じように育てたのに、どうしてこんなに違って育ってしまったのかしら???」とぼやく親がいますが、それは当然なのです。 考えてみると、空から降る雪の結晶や、海辺の数え切れないほどの砂粒にしても、1つも同じものはありません。ならば『人間』のような複雑な生物が「全く同じような性質で生まれてくる」と信じること自体に無理があるのではないでしょうか? 神は私たち人間を1人1人「ユニークに」デザインしてこの地上に送り出してくださいました。ですからお子さんをお持ちの親御さんたちは、お子さんたち1人1人の違いをしっかり見極めて、それぞれにふさわしい道へと進ませて上げられるよう、日々神様からの知恵を求めてください。そして私たちも「神が自分のために立てておられる計画」を見つけるべく、日々聖書を読み、祈り深く歩んで行きましょう。

2018年1月28日 「イエスはまことの光」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ       「イエスはまことの光」      (28/01/2018) ◆イエスは『光』である。 [ヨハネ1:6-9] ・イエスご自身の証言。 [ヨハネ8:12] イエスに従う者は、決して「やみの中」を歩まず、「いのちの光」を持つ。では「光とやみ」とは? ◆『光』とは? [創世記1:3-4] ・神が天地創造の初日に、その存在を命じたもの。「太陽」のことではなく、言わば『神の栄光』そのもの。 ・神はすべての被造物がご自身の満ち満ちた栄光を反映するようにと計画され、その『光』をやみと区別された。 そしてご自身の栄光がどんなやみの中にあっても輝き、やがては光がやみを打ち砕くように定められた。そし てそれがイエス・キリストによって実現した。私たちはこのキリストによって『光』と出会う。[Ⅱコリント4:6] ◆私たちと光との関係 ・光に背を向けて歩むと、自分の影を見ながら生きることになる。しかし光の方を向いて生きるなら、そこには 『自分』もなく、『光』だけになる。そしてこの光は私たち自身の内にさえ光を灯す。[エペソ5:8-11] ◆光の中を歩む [Ⅰヨハネ1:5-9] ・「光の中を歩む」とは「神との交わりの中に生きる」ということ。暗闇に誘惑されて、つい後ろを振り向いて失敗 したとしても、もう1度『方向転換(悔い改め)』をして、神との交わりの中へ戻ることができる。 ◆今週の『暗唱聖句』: [ヤコブ1章17節]   Outline of the sermon     “Jesus is the true light.”    (28/01/2018) ◆Jesus is “the light”. [John1:6-9] ・Jesus himself witnessed that he was “the light”. [John 8:12] Read more…

(288) “みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません。”

現代の1つの風潮に『知識偏重』というものがあります。私たちは「既に分かっていることを実践する」よりも「まだ知らないことを追求しようとする」ことに魅力を感じやすいようです。 例えばある企業はその体質を改善するために多くの会議をし、その道の専門家を招いて講義を聴き、本を読んで勉強したりしますが、肝心の社員たちから日々寄せられる不満や要望にはあまり応えようとしません。 また私たちの日常生活を見ても、健康食品の雑誌や番組を観たり、スポーツクラブの広告を手に取ったり、「甘いものを食べるのは今回限りにしよう!」と決心したりしますが、実際に食生活を変えたり、定期的な運動を始める人はわずかです。 実はこれはクリスチャンとしての信仰生活にも当てはまります。私たちは聖書を読んで感動したり、教会の集会で学んだことに納得させられたりしますが、それらのことを実行に移すことは苦手です。聖書に「赦しなさい」と書いてあるのを読んでも「でも私の場合はちょっと特別なケースだから…」と見て見ぬふりをしたり、教会で「受けるよりも与える方が幸いです」と教わっても「とは言っても、やはり万が一の時のために貯蓄しておかないと困るから…」と出し惜しみしてしまうのです。 神は『知識』の中にはおられません。神は『愛』の中に住まわれるのです。いくら聖書の知識をたくさん蓄えても「分かったことを実践する」ことなしには、本当の意味で神様の祝福を体験することはできません。結論は単純です。あなたはもう十分に『知って』います。ですから今日、分かっていることを実行に移してください!