(10) あなたがたの信仰のとおりになれ!

鉄道で働くある男が、誤って『冷凍車両』の中に閉じこめられてしまった。いくら叫んでも助けは来ず、『凍死』の恐怖に彼はおびえ、こんな悲惨な状況に陥った自分の運命を呪った。凍える手で彼は「自分がどんなに哀れな死に方をしなければならなくなったか」の顛末を克明に記した遺書を書いた。 翌朝彼は『凍死体』で発見されたが、ここで驚くべき事実が判明したのである。というのは、この『冷凍車両』はずいぶん前から故障中で、既に電源からは外されていた。その内部の温度は、外気より少々低い16℃であった。 私たちは自分の不幸を「他人のせい」や「環境のせい」にしようとする。しかし実際は「私たち自身がその事実をどう受け止め、解釈しているか」の方が、私たちの人生により大きな影響を与える。「人があなたをどう思うか」よりも「あなた自身がどう思っているのか」の方がはるかに重要である。神は「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る」とおっしゃった。神に信頼し『思いの一新』によって新たな人生を歩もう!