(290) “キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。”

英語環境での生活が長くなってくると「言葉が大きく文化に影響を与える」ということに気づかされます。1つの例ですが、日本語の『愛する』という語を表す『Love』は様々文脈で使われます。例えば「I love chocolate.」「I love this TV program.」などのように。これらを「私はチョコレートを愛している」とか「このテレビ番組を愛している」と訳したとしたら、それは正しい翻訳とは言えませんよね?けれども、このように『Love』という単語を気軽に使っていると、だんだん自分の日本語の意識の中でも「『愛する』って、それほど重要なことではないんじゃない?」というような錯覚に陥ってしまうのです。 明治時代の作家であり翻訳家であった『二葉亭四迷』はこの『Love』という単語を「あなたのためなら死んでもいいわ」と訳したと言われています。実は聖書における『愛する』という語は、そのような深い意味のある言葉なのです。 聖書は夫婦関係において、夫に対し『愛しなさい』と命じています。これをより分かりやすく、また実際的な意味に言い換えるならば「夫は妻が最高に輝いて生きることができるように、あらゆる犠牲を喜んで払いなさい」ということでしょう。そこには『自分本位』に生きる余地はありません。またこれは「妻こそ自分の最大の関心事であるべき」ということを表現しています。一体この世のどれほどの夫たちが、これらの原則の逆さまを生きていることでしょう。そしてその事実がそのまま「結婚生活の破局」があちこちに起こっていることに現されているのです。何と悲しいことでしょうか。 神が人間に『結婚』という祝福をお与えになったのは、私たちがそこに「他のものからは決して味わうことのできない至高の幸福感」を見い出すためです。そしてそれは可能なのです!それを日々味わっている私自身が証人です。世の夫たちよ。あなたの妻を本当の意味で愛することを、ぜひ今日から始めてください!

2018年2月4日 「『恵みとまこと』に満ちた神」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ      「『恵みとまこと』に満ちた神」     (04/02/2018) ◆『恵み』と『まこと』  *イエスは「恵みとまこと(愛と真実)」に満ちている! [ヨハネ1:14, 17] ・恵み:相手がそれを受ける資格がないのにもかかわらず、一方的に惜しみなく注がれる愛情。 ・まこと:状況に左右されることのない誠実さ。ウソがなく、決して裏切らない。必ず約束を守る。 ◆「恵みとまこと」が期待するもの (神は私たちとの『関係』を求めておられる)    ①私たちの全き信頼 ・これこそ「恵みとまことに満ちた神」が私たちから受け取るに最もふさわしいもの。 ・聖書の中に『神の約束』をたくさん見つければ見つけるほど、私たちの益となる。    ②同じ歩調で生きる ・私たちも「恵み深く」「誠実に」歩む時、『神の臨在』を体験する。 ・この世は「臨機応変」を求め、「正直者はバカをみる」世界。まやかしものに流されるな![ローマ12:2] ◆今週の『暗唱聖句』: [詩篇37章3~4節]   Outline of the sermon      “Full of grace and truth.”     (04/02/2018) ◆“Grace” & “Truth”.  *Jesus Christ is full of “Grace and Truth”! [John1:14, 17] ・Grace: Poured unilaterally to someone who is not Read more…