コロナやら、洪水やらで、気がふさぐ日々ですよねぇ。これでまた『猛暑』がやってくるのかと思うと、益々気が滅入ってくるのではないでしょうか?一体どうやったら『気持ち』だけでも毎日生き生きと生活できるのでしょうか?

 私たちは「出来事や環境・状況」が『気分』を左右していると思いがちです。しかし実際は違います。私たちの『気分(感情)』は、私たちの『思い』からやってくるのです。ですから「事実はそうではないのに、思い違いをしていたために、イヤな気分を味わっていた」というようなことが起こるのです。例えば、考えてみてください。「怒りの感情」や「悲しみの感情」を自分の心に造り出すには、自分の『思い』の中に「頭に来ること」や「悲しかった経験」などを思い起こさせる必要がありますよね?このように、私たちの『気分』は、私たちの『思い』から生まれてくることが分かります。ということは、つまり、私たちは「自分の周囲の出来事や状況」をポジティブに解釈できるようになれば、気持ちも上向きになれる、ということになります。

 私は毎週日曜日に行われている教会の聖日礼拝で聖書のお話をするのですが、冒頭に必ず「私たちの『天の父なる神様』は『良いお父さん』なので、そのご性質上、ご自身の愛する子どもたちである私たち1人1人に対して『最善』以外をすることはできない」と話しています。私たちの身の上に起こることは、その時には到底『最善』とは思えないようなことがたくさんあります。しかし「永遠」の視点から私たちを見ておられる全知全能の神がなさる『最善』は、私たちの思いを超えて私たちの人生を根底から支え励ます愛のみわざなのです。この「愛と慈愛に満ちた神の御手の内にある」ということを心から信じることができるなら、たとえ目の前の好ましくない状況の中でも、「神は最善しかなさらないのだから、このことにも今の私には分からない『神の愛の計画』が隠されている」と解釈して、希望にあふれて前進することができるようになります。そして更に神は、彼に信頼して私たちが『思い』を新たにしているのをご覧になり、私たちの心に働きかけて、1日1日を生き生きと歩むことができるように助けてくださるのです。

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