2023年11月19日 「忍耐の源」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ      「忍耐の源」      (19/11/2023) [へブル人への手紙 10章32~39節] ◆私たちの戦い(32~35節)  ・この時代、ユダヤ人クリスチャンたちは多くの迫害を経験していた。それらはローマ帝国からの圧力だけでなく、同胞のユダヤ人からのものもあったが、かえってそれらの困難は『神の家族』の間での絆を強くしていたと言うこともできる。  ・私たちはこのNZや日本にあってはこのような「肉体的な試練」に直面することはあまりないが、霊的には「神か らしか受けることのできない祝福」というものを受け取り損ねているかもしれない。私たちが「神のわざを待ち切れ ないで、つい人間的な解決の方法に甘んじてしまう」のは、大きな『霊的損失』と言える。 <イェジュの証し> ◆なくてはならないもの(36~39節)  ・私たちの真の必要は「物や出来事(神のわざ)」ではなく、「神が顧みてくださっている」という内面的な確信。「試練そのもの」ではなく、その中で私たちをご自身の勝利に招き入れてくださる主イエスにしっかり結ばれいるべきである。[ヨハネ16:33b] 神が、時には私たちの祈りに応えて物質的な祝福を与え、時には祈りの答えを遅らせて私たちに試練を通らせるのは、どちらも私たちをご自分のみそばへと引き寄せるためなのである。[へブル12:7-8] ✰今週のチャレンジ: あなたの真の希望はどこにありますか? ◎更に深い学びのために  ①「肉体的な迫害」のない時代・場所で暮らしている私たちにとっての『試練』とは、どのようなものですか?  ②イェジュさんの証しを振り返ってみましょう。彼女の経験した「試練」また「勝利」とはどのようなものでしたか?  ③私たちの地上での「信仰の歩み」に切実に必要とされているものは、一体何でしょうか? Outline of the sermon      “Source of endurance.”      (19/11/2023) [Hebrews 10:32~39] ◆Our struggle.(Verses 32~35)  ・In those days Jewish Christians were facing persecutions from Jews as well as Roman Empires.  There were   lots of struggles, but Read more…

2023年11月12日 「真理であるキリストに立つ」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ    「真理であるキリストにとどまる」    (12/11/2023) [へブル人への手紙 10章26~31節] ◆誰のことを言っているのか?(26,29節)  ・『真理』とは、『イエス・キリスト』である。すなわち「真理の知識を受けた」とは、「キリストによる『新しい契約』に招き入れられた人」を指す。それなのにその「契約の血を汚れたものと見なす」とは、もはや主イエスが「完全ないけにえとしての傷のない子羊である」ということを否定した態度を表している。 ◆どうしてそうなるのか?(31節)  ・この手紙の宛て先がユダヤ人であることを考慮すると、彼らが折角の救いをないがしろにする理由は、①律法  主義に逆戻り ②キリストに対する不信 などが考えられる。  ・日本人にもありがちだが、「『信じるだけで救われる』なんて話がうますぎる。万が一三途の川の渡し場で『どうしてちゃんと修行や善行を積まなかったんだ!』と言われたら、もう手遅れだ。やはりキリストに信頼するのは止めて他の宗教で徳を積むことにしよう」という態度。これらの人は、①神のさばきを侮っている ②キリストのみわざを過小評価している すなわち、「最後の審判の時に、キリストの弁護なしに有罪判決を免れる」と本気で思っている。改めて「キリストに対する信仰に固く立っているかどうか」自分自身を『吟味』しよう![Ⅰコリント11:28] ✰今週のチャレンジ: 今日も「真理であるキリスト」に立っていますか? ◎更に深い学びのために  ①この箇所で筆者は、どのような考えを持っている人たちについて論じているのだと思いますか?  ②彼らの誤りはなんでしょう? また、どうしてそのように誤った考えに陥ってしまうのだと思いますか?  ③「真理に立つ」とは、どういうことでしょう? また、「真理に立ち続ける」ために大切なのは、どんなことですか? Outline of the sermon    “Stand on the truth of Christ.”    (12/11/2023) [Hebrews 10:26~31] ◆Who is it talking about?(Verses 26,29)  ・“Jesus” is “the truth”, so “receiving the knowledge of the truth” means “accepting Read more…

2023115 「『謙遜』を身に付ける」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ  「『謙遜』を身に付ける」  (05/11/2023) [へブル人への手紙 10章19~25節] ◆キリストが示された『謙遜』(19~20節)  ・『垂れ幕』をくぐるためには身を低くする。イエスが「肉体を取られた」のも『謙遜さ』を示している。[ピリピ2:3-8] 私たちは『謙遜』にならなければ、この「キリスト・イエスにある救い」を受け取ることはできない。[エペソ2:8-9] ◆真の『謙遜』に裏打ちされた関係作り  ①「神との関係」において(21~23節)   ・「生まれつきの良心」の陰には「罪責感」がある。これは「血の注ぎ」によって、「神の前に聖められた者」としての『良心』に造りかえられる必要がある。これを受け取る者は「水のバプテスマ」(Ⅰペテロ3:21)を受けて洗われる。   ・「全き信仰をもって神に真心から近づく」とは、「砕かれた心・神に明け渡した心」をもって神の御前に出ることを表す。「自分の悟り」ではなく、「神のことばに対する徹底的な同意・服従」こそが、真の『謙遜』。(イザヤ57:15)  ②「人々(神の家族)との関係」において(24~25節)   ・「注意を払う」の直訳の意味は、「強く刺激し合う」。これは「一緒に集まること」無しには起こらない。「人との関係」は煩わしさもあるが、神様はそれらを通して私たちを成長させてくれる。積極的に集まろう! ✰今週のチャレンジ: どんな時に『謙遜』にさせられますか? ◎更に深い学びのために  ①主イエスは、どのような「謙遜の模範」を示されましたか? そこから考えさせられることを分かち合いましょう。  ②私たちの「生まれつきの良心」の問題は何ですか? 大胆に神に近づくために、何が必要なのでしょう?  ③私たちが「共に集まること」の大切さ、また、そのために『謙遜』がどれほど重要かについて考えてみましょう。 Outline of the sermon     “Clothe yourself with humility.”     (05/11/2023) [Hebrews 10:19~25] ◆Christ demonstrated true “humility”.(Verses19~20)  ・Jesus came with “flesh”(Philippians 2:3-8) and he became “a curtain” to make us “humble”.  We Read more…

2023年10月29日 「神の視点」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ    「神の視点」    (29/10/2023) [へブル人への手紙 10章11~18節] ◆「大祭司イエス」によるみわざの完了(11~14節)  ・祭司たちは自分の務めが終わるまで決して「座る」ことはない。従ってイエスが「御父の右の座に座られた」のは彼が「ただ1つの完全ないけにえ」を献げたことにより、贖いのみわざが『完了した』ことを意味する[ヨハネ19:30]。  ・「聖なるものとされる人々(14節)」という言葉は『現在分詞形』が用いられていて、「今既にそうであり、これからも  ずっとそうである」という意味が強調されている。私たちは「自分の努力によって」ではなく、ただこの「キリストによる神の一方的な恵み」を信じる『信仰』によって、神の目から見て「罪なき者」とされた! ◆「聖なるもの」とされた私たち(14~18節)  ・神は今や「書かれた律法」によってではなく、「私たちの内に住まわせた『聖霊』」によってご自身のみこころを私たちに証しされ、日々導かれる。だからこそ私たちは「自分の心」や「周囲の言葉」ではなく、いつも「内なる聖霊の語りかけ」に最も注意を払っているべき。サタンや、時には自分自身の良心でさえ、私たちの罪を責めようとする。しかし、神はもはや『キリスト・イエスにある者』を決して罪に定めることがない[ローマ8:1]、ということを忘れて  はならない。『神の目』には、今や私たちは「キリストと同じように聖く尊い存在」なのである! ✰今週のチャレンジ: あなたは『神の目』から見て、どんな存在ですか? ◎更に深い学びのために  ①十字架上でのイエスの『完了した』という言葉は、どんなことを意味していますか?  ②私たちが受け取っている「恵みによる救い」というものの性質について、再度詳しく話し合い、確認しましょう。  ③「私たちの心に置かれた律法」とはどのようなものですか? 神はなぜそのような方法を選ばれたのでしょう? Outline of the sermon     “God’s point of view.”     (29/10/2023) [Hebrews 10:11~18] ◆Jesus “finished” his task.(Verses11~14)  ・Priests never sit until they finish everything should be done.  Jesus, now, is sitting right hand of Read more…

2023年10月22日 「完全ないけにえであるキリスト」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ 「完全ないけにえであるキリスト」 (22/10/2023) [へブル人への手紙 10章1~10節] ◆律法の優れた点と足りない点(1節,10節)  ・律法によっては救いは完成されなかったが、律法には優れた点もいくつかあった。まず律法は『神のみこころ』の1つである「聖なる者」(Ⅰテサロニケ4:3)の要素が述べられている。また「すべての罪は『死』をもって償われなければならない(ローマ6:23)ということも堅く教えてくれている。そして何よりも律法は私たちに「神を畏れ従うべきだ」ということを教えてくれる。これらはすべて『良きもの』であり、決して軽んじられるべきではない。  ・では律法に足りなかったものは何か?それは「くり返し献げられるいけにえによって、年ごとに『罪』を思い起こさせる(3節)」という点。真の罪の赦しは「神が忘れてくださる」ということから来る。[へブル8:12] ◆キリストの「いけにえ」としての完全性(8~10節)  ・キリストはご自身のからだを「ただ1度献げたこと」によって完全な『罪の贖い』を成し遂げられた。このキリストの「完全ないけにえとしての価値」は、ある意味『律法』の存在なしには我々には理解し得なかったと言える。  ・「私たちを聖めること」は、『神の目的』そのものではない。神の願いは「私たちとの交わりの回復」。そのための『罪の赦し』。習慣的にではなく、日々「新鮮な心」をもって、この方の招きに応じて御前に出よう! ✰今週のチャレンジ: 朝ごとに新しい心で、神の前に進み出よう! ◎更に深い学びのために  ①『律法』の優れた点と足りない点をそれぞれ確認し、何故初めに『律法』が与えられたのかを考えてみましょう。  ②神は何故『私たちの罪』を赦そうとされたのでしょう? この理由はあなたの日々の歩みにどう影響しますか?  ③『神との交わりの時間』のマンネリ化を感じることはありますか? それを防ぐためのどんな工夫ができますか? Outline of the sermon     “Christ, perfect sacrifice.”     (22/10/2023) [Hebrews 10:1~10] ◆Pros and cons of “the law”.(Verses 1&10)  ・Even though “the law” never fulfilled “salvation”, it still achieved some things like: ①Reflecting “Will Read more…

2023年9月24日 「キリストの現れ」

礼拝全体の様子をYoutubeで観る 説教あらすじ   「キリストの現れ」   (24/09/2023) [へブル人への手紙 9章23~28節] ◆人として現れたキリスト(26節後半)  ・『新しい契約』の担い手として自分自身をささげるため、神の御子が『人』となって地上に現れた。「その時に自分もいたかった」と思うかもしれないが、あなたがその場に居合わせたとしたら、信じただろうか?[ヨハネ1:11] ◆キリストの3種類の現れ  ・キリストは2000年前に「肉体をもって」現れただけでなく、私たち1人1人の人生にも現れてくださった。[24節] この「神の御前に現れてくださる」という表現は興味深い。私たちそれぞれがキリストを「個人的な救い主」として受け入れる時、私たちの『Representative』として神の前に現れてくださるのであろうか?  ・今日特に注目したいのは[27~28節]!すべての人間には「1度死ぬことと死後にさばきに会うこと」が定まっている。イエスも私たちと同様に1度『死』を味わわれた。しかし『死』は「罪を知らない方」をとどめておくことはできず、イエスは3日目によみがえられ、今日も生きておられる。  ・そしてもう1つ、私たちには更に待ち遠しい『キリストの現れ』がある。それはいつの日かご自分を待ち望む者たちのために、キリストが栄光に満ちた姿で現れてくださること。私たちは「この希望」の故に救われているのである! ✰今週のチャレンジ: あなたの『希望』は、どこにありますか? ◎更に深い学びのために  ①キリストの「3種類の現れ方」とは何ですか? あなたにとって最も印象深い『現れ』は、どれですか?  ②キリストは「神の子」でありながら、何故『死』を味わわれたのでしょう? その『死』は何をもたらしましたか?  ③私たちがまだ体験していない「キリストの現れ」とは何ですか? それはいつ・どのように起こりますか? Outline of the sermon    “Appearances of Christ.”    (24/09/2023) [Hebrews 9:23~28] ◆Christ once appeared as “a human”.(Verse 26b)  ・Someone would say, “I wish if I was there when Christ lived as Read more…