(369) “神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをあらかじめ備えてくださいました。”

 書店に行って、最近流行りの『自己啓発に関する本』の書棚へ行くと、「あなたは『なりたいアナタ』になれる!」といったタイトルの本を良く見かけます。確かに「なりたい自分になれる」という言葉には真実も含まれてはいますが、「全てが真実」というわけでもありません。例えば1匹の犬が「飛べるようになりたい」と願ったところで飛べるわけではないし、魚が「1度でいいから吠えてみたい」と頑張ったからといって吠えるようになるわけでもありません。つまり肝心なのは「神がどのように造ってくださったのか」ということです。神はすべての被造物にそれぞれの特徴を添えてお造りになり、その持ち味を存分に発揮して活動するように導かれます。同様に神は私たち人間1人1人にユニークな才能や感受性をお与えになり、それらを最高に活かして生きるように導かれるのです。  上記の聖書のことばの中の「良い行い」という語の意味は、単に『善行』ということではなく、周囲の人々や社会のために役に立つ、「神がその人を地上で最も活躍させたい分野で実を結んで生きる人生」のことです。ワシが風に乗って大空を悠々と飛び回り、チーターが風を切りながら颯爽と走り回るように、神は「あなただからこそ活躍できる分野」を思い描きながら、その役割に最適な存在としてあなたをこの世に生み出されました。だからこそ、全ての人間は「神と出会い、その愛と知恵とを伝授されながら」生きるようになることが重要なのです。  自己啓発本で学ぶことも悪いことではありませんが、それ以上に『聖書』を通してあなたの創造者である神と出会い、この方から、人生で最高・最善のコーチングを受けながら「自己最高の人生」へと向かって行きませんか?