(650) “この方は恵みとまことに満ちておられた。”
聖書の神のご性質で際立っていることの1つは『約束を必ず守る神』ということです。神は聖書の中で「個人に」「民族に」、そして「すべての人々に」対して様々な『約束』をされています。そのいくつかはすぐさま成就し、多くは何年か後に成就し、そして将来やがて成就するもの(『神の国の到来』など)もたくさんあります。 私たちもよく『約束』をしますが、結構守れないことがありますよね。都合が悪くなったり、自分の力不足が原因だったり、単に忘れてしまうこともあるわけですが、神には決してそういうことがありません。ある意味神は「自分の名誉にかけて」必ずご自分の約束を守られるのです。 ところで「必ず約束を守る」と聞くと、逆に「融通が利かない」というイメージもありますよね?いわゆる『お役所主義』という感じで、「前例がないから」とか、「そういう決まりだから」といった感じです。では『神の約束』も同様なのでしょうか?その答えは『イエス』&『ノー』です。 神は「絶対的に正しく、決して自分自身をごまかしたりしない方」ですから、人の顔色や言葉によって動揺したりうろたえたりすることはありません。ですからいわゆる「時と場合によっては変更もあり得る」というようなことはありません。ただそれと同時に神は私たちに対する「愛に満ちたお方」なので、常に私たちの最善を見越して備えをしてくださる方でもあります。すなわち『神の約束』自体がそもそも私たちの最善のためになされているのですが、神は私たちの弱さをもご存じなので、そこには『バックアップ・プラン』があるのです。その代表的な例が『十字架』です。神と人との間には「人は『罪』の代償を『死』で支払わなければならない」という『不動の契約』がありましたが、私たちが負うべきその『死』を、罪のないご自分のひとり子イエスに身代わりに負わせることによって、ご自身の『約束』を破ることなく、私たちを救うことにされたのです。 神は「必ず約束を守られるお方」だからこそ、私たちはこの神に全幅の信頼を置くことができると同時に、心からの誠実さをもってその愛に応えて行くべきなのです。