聖書のいい話
(672) “わたしの口から出るわたしのことばは、わたしが望むことを成し遂げ、わたしが言い送ったことを成功させる。”
イエス・キリストは多くのことを『たとえ話』を用いて民衆に教えました。その中の1つに「種蒔きのたとえ」というものがありますが、この話の中で『種』にたとえられたのは『神のことば』でした。 「インスタント時代」に生きる私たちは、神からの語りかけを受け取ると、その約束は「すぐにでも実現する」と期待しがちです。もちろんそういう場合もあるでしょうが、もし「神のことば」が『種』のようであるのなら、そのことば(約束)が実現する(実る)までに、かなりの時間がかかることも大いにあるはずですよね? 聖書を読むと、神が私たちに最も求めていることは「ご自身に対する信頼(信仰)」であることが分かります。そして『信頼』というものはしばしば「待つこと」によって現わされます。すなわち、私たちが「どれだけちゃんと待っていられるか」が、「どれだけ本気で神に信頼しているか」を表しているのです。 冒頭に掲げた聖句のように、神は「わたしが1度語ったならば、わたしは責任をもって必ずその語ったことを実現させる」と約束しておられます。私たち人間は様々な点で「限界」がありますが、神には限界はありません。そして神は真実な方であって、必ず約束を守られる方です。 聖書の別の箇所には、「神に信頼する者は慌てることがない」とあります。「慌てずに、信頼してじっと待つ」、これが神のことばを受け取ってその成就を待ち望む者に必要とされている資質なのです。
