2019年6月23日 「『神の国の富』に目を留める」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ     「『神の国の富』に目を留める」    (23/06/2019) ◆「神の御霊に導かれた歩み」の特徴 ― 目には見えないものを重要視する。[Ⅱコリント4:18] ・人間が本来必要としているものは「決して変わらないもの・永遠に続くもの」であって、それらは神様からしか 来ない。(尽きることのない喜び,変わることのない愛と平安,決して失われることのない希望etc) ・私たちが「見える世界での充実」以上にこれらのものを追求して生きるなら、神はご自身の『神の国の富』に よって私たちの人生を祝福してくださる。そしてそれらは永遠に神の国にまで続く。 ◆御霊による知恵 ・箴言には「知恵の重要さ」が描かれているが、この箴言に出てくる『知恵』という語を『御霊』に置き換えてみると 非常にしっくりする。また、新約聖書の中で『知恵』はしばしば『御霊』と関連して登場する。 ・使徒パウロは、私たちのために『知恵と啓示の御霊』が与えられるように祈った。[エペソ1:17] *神は私たちがこの世にあって「神の国の知恵・価値観」によって生きるようにと、御霊を与えてくださった! ✰今日の大切なひと言: 「この世で『正しい知恵』に従って生きるには、神の霊が不可欠!」   Outline of the sermon     “Fix our eyes on the riches of His kingdom.”     (23/06/2019) ◆A characteristic of “God’s Spirit-led life”. ― Take Read more…

(343) “人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。”

基本的に私たち人間は『わがまま』な生き物です。ですから知らず知らずのうちに「世の中が自分の思い通りに動いてくれないこと」に腹を立てている自分を発見したりします。そんな時に私たちは大抵周囲のせいにしたり、世間をうらんだり、自分の生い立ちを呪ったり、果てには信じてもいない『神』を罵ったりします。 キリストの使徒パウロは、ローマにある教会宛に書き送った手紙の中で「近い将来スペインに行く予定があるので、その途中で必ずあなた方の教会に立ち寄りますね」と約束しましたが、それは決して実現しませんでした。何故なら彼はその手紙を書いた後、捕らえられて投獄されてしまったからです。しかしその投獄中に彼は現在聖書の中に遺されている多くの優れた書簡を書き綴ったのです。必ずしも「私たちの計画がくずれること」が「私たちの人生を不幸に陥れる結果」になるとは限らないのです。もしアナタが「人生が思い通りにならないことに対する不平不満」ばかりを思い巡らし、それらの『計画倒れ』から驚くべき祝福を生み出すことのできる神のわざを見つけることができないでいるのなら、それこそ「人生の大きな損失」です。 皆さんはあの美しい『真珠』がどのようにして作られるかご存知の事と思います。小さな砂粒などの「異物」が真珠貝の中に入り込んでしまった時、貝はその『痛み』の故にカルシウム分や有機質を分泌し、それらが何重もの層になって、やがてそれが美しい『真珠』となるわけです。言うなれば「想定外」のことが起こらなければ、あの美しい宝石は生まれないのです。 「苦しいときの神頼み」と言われますが、私たちは物事が自分の思い通りに進んでいる時には『神』の存在など忘れてしまうものです。しかし『神』はもしかしたら、そんな私たちにご自身を思い出して欲しくて、また私たちの人生を通して「私たちの思いを超えた豊かで美しいもの」を生み出したいがために、敢えて私たちの人生が「自分の思い通りに進まないこと」を許されるのではないでしょうか?

2019年5月5日 「始められた『回復のわざ』」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ       「始められた『回復のわざ』」      (05/05/2019) ◆神の逆転のみわざ [ローマ8:28] ・私たちは本来『神のかたち』に造られ、「神の性質(栄光)を反映する存在」として造られた。ところが私たちが 『神』ではなく『自分自身』を人生の主として生きる選択をしたために、この『神のかたち』は損なわれ、「神の栄 光を表現して生きる人生」も失われた。しかし今神は「イエスを『主』と告白する者にお与えになったご自身の 霊」によって、再び私たちの内に『神のかたち』を回復しようとしておられる。これぞ[ローマ8:28]の成就! ◆私たちが注目すべきもの ・多くのクリスチャンは「自分の理想の姿」と「見える形の今の自分」とのギャップに苦しむ。しかし注目すべきは 「見えている今の自分」ではなく、「神が聖霊によって始めておられる『内なる良いわざ』」。[ローマ8:23-25] ・私たちにできることは、「立派になるためにガンバルこと」ではなく、むしろ神がご自身の霊によって私たちの内 側でなさっておられることに信頼して、希望を抱いて喜びつつ待ち望むこと。(使徒パウロの証 [ピリピ3:12]) ✰今日の大切なひと言: 注目すべきは、見えないところで進んでいる神のみわざ。 Outline of the sermon “God’s Work has started within us!” (05/05/2019) ◆God’s Work of restoration! [Romans 8:28] ・God created us “in His image” Read more…

(342) “私がキリストを見ならっているように、あなたがたも私を見ならってください。”

皆さんは「こんな人になりたい」と思うようなモデルを持っていますか?または「自分が子供の頃はあの人のようになりたいと思っていた」というような歴史上の人物とか…。私は子供の頃『野口英世』に憧れて「大きくなったらお医者さんになって、奥地の人々を助けたい」と思っていました。幼い頃にいろりで手を大やけどするというハンディがありながら、その生涯を奥地医療にささげた彼に、心から尊敬の念を抱いていたのです。 現代の若者の多くが憧れるのは、どちらかというとそのような『歴史上の偉人』ではなく、「テレビや映画のスター」や「ユーチューバー」などになっているようです。ちょっと残念な気がします。でももしかすると若者たちがそのような存在に惹かれて行ってしまうのは、身近に「あんな人になりたい!」と思わせる存在がいないからなのかもしれません。 キリストの使徒パウロは「私のようになってください!」と言いました。それは何もエラぶった態度なわけではなく、彼自身が目標としていた存在(イエス・キリスト)に絶対の自信と信頼を置いていたからです。そして恐らく彼自身も、その目標としていたキリストに近づくごとに「大きな喜びと興奮」を味わっていたからに違いありません。実はその『喜びと興奮』は私自身も日々味わっているものなのです。 私たちの周囲の若者たちが「正しい目標に向かって進んで行くため」に、まず私たち自身が『優れたモデル』に倣いながら日々を歩み、次世代を担う人々が憧れるような存在へと成長して行こうではありませんか。