
この天と地、そして全宇宙を創造された唯一まことの神様は『良いお方』です。私たちはこのお方に信頼して生きる時に『恐れ』から解放され、平安をもって生きることができます。私たちは1秒先でさえ分からないのでつい不安になりますが、神様は『永遠のお方』であり、『愛の神』であるので、たとえ目の前の物事がうまく運んでいない時でも、「必ず神の解決がある」と信じて右往左往せずに生きることが賢明です。
アフリカのある地域に伝わる興味深い民話があります。ある所に「王様とその友人」がいました。この友人は神に深く信頼していたので、事あるごとに「これは良いことだ!」と言うのが口癖になっていました。そんなある日2人は一緒に狩りに出かけました。良い獲物を見つけたので、友人は王様に火縄銃を手渡し、王様は獲物に向けて発砲したのですが、ちょっとした手違いで暴発し、王様の親指が吹き飛ばされてしまいました。友人はついいつもの調子で「これは良いことだ!」と言ってしまって王様の怒りを買い、王様によって牢屋に入れられてしまいました。
何カ月か経って王様の怪我も癒えた頃、相棒が牢屋に入っているために王様は1人で狩りに出かけました。ところが出かけた先で人食い人種と遭遇し、王様は捕らえられ、彼らの村に連れて行かれて丸焼きにされることになりました。「これは大変マズいことになった!」と王様が震えていると、彼に親指が無いことに気付いた村の人々が「コイツは傷物だから、食べてはいけない!」と叫び出し、結局王様は解放されて、無事に帰ることができました。自分の親指が失われていたために救われたことを知った王様は、以前の友人の言葉を思い出し、すぐに彼を牢屋から出してやりました。王様は友人に言いました。「お前は正しかった。私は自分が親指を失ったことを少しも『良いこと』と思わなかったが、そのお陰で私は命拾いしたのだから。正しいことを言ったお前を牢屋に入れた私は、本当に『悪いヤツ』だった。」
すると友人は、「イヤ、それは本当に良いことだったよ!」と言いました。王様は少々呆れて言いました。「何も『良い』わけがないじゃないか!私は大切な友人を牢屋に閉じ込めてしまっていたのだぞ。」 そこで友人はこう答えました。「いや、それで良かったんだよ。だってもしキミがボクを牢屋に入れてなかったら、きっと今回もボクはキミと一緒に狩りに行っていて、そしてその人食い人種に捕らえられていたはずだ。そしてボクにはちゃんと親指があるんだぜ。」
何が本当に『良いこと』なのかは、神様だけがご存じなのです。
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