人のごきげんとりのような、うわべだけの仕え方でなく、キリストのしもべとして、心から神のみこころを行い、人にではなく、主に仕えるように、善意をもって仕えなさい。

emperor

ローマ皇帝

「リーダー不在の国家」「取締役不在の企業」「将軍不在の軍隊」、どれを取っても恐ろしそうですね。どんな暴走を始めるか分かりません。キチンとした組織が秩序を生み出し、そして優れたリーダーとそれに忠実に従う部下たちがいてこそ、その組織は成長するものです。私たちはこの「自分のリーダーに忠実に従う」という点においてしっかりと訓練されなければなりません。

私たちには誰にでも「従うべきリーダー(権威者)」という者が存在します。学校では『先生』が、会社では『上司』が、家庭では『父親』が、また社会ではそれぞれの地域のリーダーや、知恵と経験にあふれた『お年寄り』たちがいます。最近はこれらのお年寄りを軽んじる傾向がありますが、私たちは次の世代を担う子供たちのために、「お年寄りを敬う」という良い模範を残したいものです。

さて聖書は、あの人並み外れた知恵と品性に満ちたイエス・キリストでさえも、「与えられた権威に従う」という点で模範を示されたことを記録しています。当時ローマ帝国の支配下にあったユダヤ人たちが「ローマに税金を払うことは正当なことでしょうか?」と質問したとき、イエスは「すべてのものは神から与えられているのだから、そんな必要はない」とは言わず、「カイザル(皇帝)のものはカイザルに、そして神のものは神に差し出すべき」と答えられました。たとえ不当な形での武力的な支配者に対してであっても、私たちは敬意を払うべきなのです。

あなたは、あなたが従うべき相手に対し、疑いの言葉をぶつけたり、軽んじたりしてはいませんか?それはたった今から止めるべきです。もちろん彼らは完璧ではありません。間違いを犯すこともあります。(だからこそ、あなたのような人にも我慢してくれるのです。)あなたが相手のことばに耳を傾けないのなら、やがて誰もあなたのことばに耳を傾けてくれなくなるでしょう。ですから、たとえそれがあなたの「聞きたくないこと」や「納得できないこと」であっても、まず耳を傾けるべきです。あなたの周りにいるすべての『権威者』たちは、たとえあなたに即座に益を与えてくれない存在であったとしても、やがてあなたが人々に益を与えるリーダーへと成長できるように、あなたを訓練してくれている存在に違いないのですから。

Categories: 聖書

Junko

じゅんこです。1990年のChristchurch JCFの創始時からJCFに参加しています。現在はめったにクライストチャーチにも行かなくなりましたが(遠いところに住んでいるので)、ウェブサイトの運営にかかわるというかたちでJCFに参加し続けています。8人の子どもを引き連れている日本人ママをクライストチャーチ周辺で目撃したら多分わたしですので気軽に声かけてくださいね~!

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