2015年12月20日 「人生の指針」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ         「人生の指針」      (20/12/2015) ◆人生の指針 ・ロバを連れた親子の話 *はっきりとした人生の目標・指針がないと、その人の歩みは安定しない。 「あなたの人生の指針は何ですか?」 ◆しぶけんの人生の指針 = 「自分が関わるすべての人が『自己最高の人生』を送るようになること」 ・なぜ『福音を伝えること』ではないのか? → もちろん、それも含まれている! 「自己最高の人生」を送るために、救い主イエスと出会うことは『必要最低条件』。何故なら、1人1人に とっての「最高の人生」は、神がその人のために抱いておられるご計画と切り離しては考えられないから。 ◆2016年JCF年間聖句 [Ⅰペテロ 4:10] ◎神のご計画が自分の人生に成し遂げられるための2つの目安 ①自分自身をささげる祈り ・「神様。私は私の望むところではなく、あなたが私に望まれる人生を歩みたいです。あなたは、 私がどのようにしてあなたの栄光を現すように願っておられますか?」 ②仕える心 ・神は「私たち1人1人の自己実現」のためのご計画ではなく、ご自身の独自の偉大なご計画を 成し遂げるための各パートを、私たち1人1人が担うようにと招かれる。 ✰神がこのJCFを通して成し遂げようとしておられることのために、私たち1人1人を どのように用いたいと願っておられるのかを、一緒に探り求めて行きましょう!   Outline of the sermon          “The aim of your life”     (20/12/2015) ◆Importance of the Read more…

(192) “信者となったものたちはみないっしょにいて、いっさいのものを共有にしていた。”

『幸福の条件』とは何でしょう?ある人々は「もう少しお金があったらもっと幸せになれるのに…」と言います。本当にそうでしょうか? 『幸福感』に関する研究を重ねたある調査結果によると、より幸福感を経験しているグループと経験していないグループを分ける決定的な要因は「経済力」でもなく「健康」でもなく「安定した生活」でもなく「魅力的な容姿」でもなく「知能指数」や「経歴」でもないそうです。 では一体何なのでしょうか?それは、豊かで親密な『人間関係』です。自分が何らかのコミュニティに属しているという意識、「存在を認められている・必要とされている」と実感できることは何よりも私たちに充足感と幸福感を与えてくれます。 イエス・キリストが天に帰られた後、地上に残された弟子たちによって「キリスト教会の営み」がスタートしました。迫害下にあった彼らが周囲に押しつぶされてしまうことなく、かえって次々と信者を獲得し大きく成長して行った大きな要因として、彼らを通して行われた「奇跡的なみわざ」が挙げられますが、それとともに忘れてはならないのは、彼らの間にあった『親密な交わり』です。それぞれが持てる時間・財産・労力を分かち合い、互いを支え合う中で生まれる一体感、これこそ神によって造られた私たちが真の『幸福感』を味わうための秘訣なのでしょう。 高度経済成長を遂げ「万民中流意識」にすっかり甘んじてしまっている日本人。誰もが自分の必要(以上?)を満たすことに夢中になり、もはや他の人の助けをほとんど必要なく感じている今日。そのようなよどんだ空気の中に一石を投じるのは、きっと「親密な関係の中に幸福感を見出そう」として行動を起こす人々ではないでしょうか?

(191) “隣人をさばくあなたは、いったい何者ですか?”

ある小学校の運動会で、子供たちが元気よく入場行進をしています。ふと1人の母親が自分のカワイイ1人息子の行進する姿を見て、彼だけが他の子たちと手足が逆になっているのを見つけて思わず叫びました。「ちょっと見てください。ウチの子以外は全員、手足を逆に動かしちゃってますよ!」 私たちは自分の事は棚に置いて、ついつい他の人の過ちや失敗を批判してしまいがちです。自分では「相手の間違いを正してあげようという善意のつもり」でも、実は相手のことを深く傷つけてしまっていたり、ひいては周囲の人々を自分から遠ざけてしまうきっかけにもなりかねません。 では、どうしたら良いのでしょうか?まず第1に、他の人を批判しやすいタイプの人は「自分のやり方・考え方が1番正しい」と思い上がっているのだということを自覚しなければなりません。その上で「あなたの立派さの故ではなく、ただご自身の恵み深さの故にあなたを受け入れてくださる神」を知ることです。そしてその神様に次のように祈りましょう。 「神様。私の高慢の罪をお赦し下さい。そして、あなたが私に対して恵み深いように、私も他の人々のことを『さばきの目』ではなく、『恵みの目』によって見つめ、また受け入れることができるように助けてください。」

2015年12月6日 「内なるキリストを目覚めさせて!」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ      「内なるキリストを目覚めさせて!」   (06/12/2015) ◆パウロの祈り [エペソ1:17-19] ・「・・・知ることができるように」  何を?      『神から与えられているもの』と、『その価値』 *神から与えられている最大の『宝』 = イエス・キリスト [コロサイ2:3, 9-10] イエスの模範(「イエスがなさったように」がカギ) ◎御父(神)の栄光を現すため ― 人々が「神の愛と力」を体験するため ◆『私たちのガンバリ』ではなく・・・ [Ⅱコリント4:7] ・熱心なクリスチャンほど「一生懸命」に奉仕するが、『神の力』が現されるために必要なのは次の2つ。 ①信仰(御父への深い信頼) ・「あなたが私を通してなさりたいことなら、私の好みに関らず何でもなさってください!」という態度。 ②聖霊 [Ⅰコリント2:12] ― イエスと聖霊はワンセット。聖霊が私たちをイエスに結び付ける。 ・聖霊はあなたから主導権を委ねられるのを待っておられる。 ◆内なる方を目覚めさせる ・「クリスチャンって堅苦しそう・・・ 個性がなくなるのでは?」 イエスを信じ、イエスと共に生きるなら、「皆同じようになる」のではなく、キリストのからだの各部分として 「神の栄光を現す」という『同じ目的』のために、1人1人が違った役割を担うようになる。 ・聖霊の活性化スイッチを入れる(目覚めさせる) [Ⅱテモテ1:6] もしあなたの『内なる方』が、悪魔によってこの世への興味に埋もらされ眠っているなら、目覚めさせよう!   Outline of the sermon          “Awake Christ Read more…

(190) “すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”

聖書の巻頭にある『創世記』という書物に、神が6日間で全世界をお造りになったくだりが出ていますが、神はその6日目の最後に人間をお造りになり、そして「7日目に休まれた」と書いてあります。すなわち人間にとっては第1日目は『休日』だったわけです。 日本人は一般的に『勤勉』です。それは良いことですが、しばしばそれが高じて「働きすぎ」になる傾向があります。毎日夜中まで残業したり、土日も休まず働いたり…、あたかも「休むことは無駄である」とか、休息をとることに後ろめたさを感じているかのようにも見えます。こちらニュージーランドに来たワーキングホリデーの若者の中にも、時々「日本の忙しさから逃れて精気を回復するために来た」はずなのに、仕事場の事情で『12連勤(12日間連続して休みなく働くこと)』などを余儀なくされている人がいたりします。本当に残念なことです。 こんな話があります。ある日2人の木こりが「1日のうちにどちらがよりたくさん木を切り倒せるか」を競うことにしました。1人は少し年をとっているが熟練した木こりで、もう1人はまだ若くて未熟ではありましたが体力にはめっぽう自信がありました。若い木こりは夜明けから日が暮れるまで休まずに斧をふるい続け、1日の終わりまでに25本もの木を切り倒しました。「これだけ切り倒せば、アイツに負けるはずがない。きっと今頃スタミナを使い尽くしてぶっ倒れているに違いない。」 一方熟練した木こりは「1時間ごとに10分間の休憩時間」を取りながら働きました。当然斧を使うのに費やした時間は若者よりもずっと少なかったわけですが、何と彼は1日の終わりまでに40本もの木を切り倒していたのです。若者は愕然として言いました。「こんな馬鹿な!アンタは俺よりも力がないばかりか、1時間ごとに10分もの休みを取りながら働いていたのに、俺の倍近くもの木を切り倒してしまうなんて?!」そこで熟練した木こりは答えました。「私は10分間の休憩時間に2つのことをしていたのさ。1つはゆっくり休んで体力を回復させること。もう1つは歯が鈍くなりつつある私の斧を十分に研ぎ直すことだよ。」 神は私たちを「休みなく働くように」とはお造りになりませんでした。私たちが与えられた才能や潜在能力を十分に発揮するためには「心身共に休養が必要」なのです。今日もイエス・キリストは私たち1人1人を招いて言われます。「わたしの許に来て十分に休息を取り、また『真の自分自身』を取り戻して、もう1度出て行きなさい」と。

(189) “すべてのことについて感謝しなさい。”

あなたは素直に物事を喜べる方ですか?それとも疑り深くてすぐに喜べないタイプでしょうか? 『感謝の心』というものは、単に「喜べることが起こった時に用いるもの」というだけではなく、それ以上のものです。すなわち『感謝の心』はあなたの中に「更に優れた喜びをもたらすための門」を開くのです。 『感謝の心』はあなたの心を良いリズムに保ち、あなたの中にあるストレスを軽減し、肉体的な健康を促進し、思考回路をクリアにします。また医学的にも『感謝の心』は脳や体内にエンドルフィンを放出させ、人体に活力を与えると言われています。肉体のどのような働きにおいても同様ですが、この『感謝の心』も使えば使うほど発達します。何も『筋トレ』のような大変さはありません。ただ単純に「思いの焦点」を変えればよいだけです。老人施設で暮らすある老婦人は神にこう感謝したそうです。「ああ神様、私に丈夫な『2本の歯』を与えてくださって本当にありがとう。そのうち1本を上にそしてもう1本を下に与えてくださってとても感謝です。しかも何とその2本はちょうどピッタリ噛み合うのです!」 あなたにもし家族がおられるなら、ぜひ毎日の食卓で1人1つずつ「今日出会った感謝なこと」を分かち合うようにしてみてください。このように『感謝の心』を育てることにより、家族皆が生き生きと人生を送れるようになり、そしてそれは周囲の世界にも影響を与えていくのです。ある作家はこのように書きました。「あなたがもし孤独を感じている人や落胆している人に『ほんの小さな感謝の気持』を伝えることができたら、この世界の幸福度はグンと上がるに違いありません。だってあなたがつい忘れてしまいがちなその『小さな感謝』が、それを受け取った人には『一生の宝物』になるかもしれないのですから。」

2015年11月22日 「イエスについて行く」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ          「イエスについて行く」       (22/11/2015) ◎[ルカ9:23]                                     自分 ・先週「イエスは私たちの内におられる」と学んだ。           イエス  肉 図式すると                         聖霊          悪霊 神の国     この世 ◆信仰による選択 [Ⅰコリント10:23] ・私たちは『自由意志』によって「神の国の支配」に生きることもできるし、悪霊主導の「この世の支配」に生きるこ ともできる。これは私たちの『救い』を失わせることはないが、「神との親密な交わり」には大いに関係がある。 ◆神の関心事 = イエス・キリスト ・神が私たちの態度に関して最も関心があるのは、「ひとり子イエスをどう扱っているか?」 ①彼を「受け入れるか否か」で、『救い』が決まる。 ②彼を「愛するか否か」で、神との関係の質が決まる。[ヨハネ14:21] ◆『みことば』と『神の臨在』 ・毎日「赤ん坊がミルクを求めるように」みことばを読みあさる。 ・『最低週3日』は、「みことばを学ぶ(クリスチャンとの交わりの)機会」を持つ。 ✰「1人の方を愛するため」には、多くのことに『No』と言わなければならない。 このことのために犠牲が払えないとすれば、それはあなたの愛に問題がある。   Outline of the sermon          “Following Jesus.”     (22/11/2015) ◎[Luke 9:23]                                     Self ・Last Sunday we Read more…

(188) “お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。”

『家庭内暴力』というものが問題視され始めて久しいですが、様々な対応がなされているにも関らず、発生件数やその激しさは日に日にエスカレートしています。一体何が原因なのでしょうか? 私が子どもの頃に比べて、現在の日本社会(に限らず世界全体でも…)が遂げた大きな変化は次の2つでしょう。それは「物質的豊かさ」と「人間関係の希薄さ」です。そしてこの2つは関連性があります。最も典型的な例が、『少子化』に伴って子供たちが家庭において兄弟関係の醍醐味を体験する機会が減った上に、「物を与えられて放っておかれること」を通して親からさえも『人間味のこもった愛情』を体験しにくくなっている現状です。そのような子供たちが大人になって結婚しても「豊かな夫婦関係を築くこと」は非常に困難であり、また生まれてくる子供を「人間らしく愛情深く育てていくこと」は更に無理があるのです。 人は誰でも豊かに生きる上で『生きた模範』また『正しく愛された経験』が不可欠です。家庭内暴力がエスカレートしてしまうのは、人生にとって必要不可欠なそれらのものを味わう場(本来なら『家庭』)が失われているからです。 イエス・キリストは十字架の上で虫の息になりながら「父(神のこと)よ、彼らをお赦しください。彼らは何をしているのか、自分で分からないのですから。」と祈られました。イエスが祈られたように、まさに私たちは自分で自分の人生をダメにしてしまっていることが分かっていないのです。そしてその根本的な原因は、私たち人間が「私たちを創造し、今日も私たちを愛しておられる神」を見失ってしまっていることなのです。 神は私たちがもう1度「神との壊れた関係」を修復することができるようにと、ご自身の側から『和解の使者』であるイエス・キリストを遣わされました。このイエスの十字架によって現された『自らをささげて赦す愛』を受け入れる(自分で体験する)ことによってのみ私たちは、人間が本来与えられている「愛に基づいた豊かな関係」を築いていくことができるのです。

20151115 「内におられる方」

メッセージをダウンロードして聴く 説教あらすじ        「内におられる方」     (15/11/2015) *イエス・キリストは(信じる者と)「共におられる方」というよりは、むしろ「内におられる方」である。 ◆『内におられる』とは?                                                 [Ⅰヨハネ4:4] ・私たちは主イエスを「心の内に」迎え入れた。[黙示録 3:20] ・イエスは「私たちの内に」来られ『いのち』となられた。[Ⅰヨハネ 5:11-12] ・イエスは『聖霊』として来られた。[ヨハネ14:16-18] ・聖霊は「私たちの内に」住んでおられる。[Ⅰコリント 3:16] ・イエスは「決して離れず、見放さない」と約束された。[ヘブル13:5] ◆「内におられる」と「共におられる」の違い 利点 ・「絶対に離れない」という保障   ・『保険』ではなく、『いのち』そのもの。 欠点 ・私たちの不信仰によって制限される。 ― カギとなるのは『明け渡し』。 ◎祈りが変わる ― 「お願い」から「宣言」へ [ヨハネ11:41-43] スモールグループでの分かち合いのために イエスが「内におられる」のと「共におられる」のとでは、どう違いますか? ②「内におられるイエス」を日々実感して生きるためには、どうすれば良いと思いますか?   Outline of the sermon     “The one who is in you.”  (15/11/2015) *Jesus Read more…